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在宅医療でできること

当院の訪問診療について

· 診療やサービス内容のお知らせ

時々お問合せがあるため当院で提供できるご自宅での医療についてまとめてみました。検討される際の参考になりましたら幸いです!

下記にも記載してありますが、標榜診療時間以外に医師一人で訪問しています。医師個人の余暇休息時間を充てて行っている訪問診療であることにご理解くださいませ。

当院が自宅で提供できる医療は決して高度なものではないですが、「大切な人と、大切な場所で過ごし、命の長さより質を優先した人生を送るそのお手伝いができたら嬉しいです。

対象患者さん:お一人で、あるいはご家族付き添いでの通院が難しくなった方が対象です。適応となる病気には限りがありません(年齢や病気により寝たきりになった方、癌の末期の方などが多いです)。当院かかりつけの方は、もちろんできる限り対応いたします。★かかりつけが他院の方は必ず主治医にご相談ください。過去の状況も知らずに適切な医療を在宅で行うことは困難ですので、紹介状なしでの主治医変更には対応できません。同様の理由で初診の方、診察券をお持ちの方でも定期通院されていない方の往診依頼は対応できません。ご理解くださいませ。

対象地域:

厚労省が定める訪問診療が可能な地域は自院から半径16㎞以内となっています。明らかに遠方の方はお受けできません。医療機関によっては保険診療代とは別に車代を実費で徴収されることもありますが、これまでは当院では頂いたことはございません(医療機関の自由設定です)。

訪問診療時間:

訪問診療・往診ともに基本的に当院外来診療時間内には外出できないため、それ以外の時間(院長からするといわゆる時間外労働です(^^;)となります。平日13-14時前後、休診日、土曜午後など必要に応じて訪問時間に充てています。★医師は院長のみで、24時間365日急な往診にも対応できる医療機関ではありません。そのため訪問看護ステーションさんと連携しながら在宅医療をサポートしています。

対応可能な在宅医療行為:

ご想像しやすいと思いますが、病院など設備の整ったところと比べるとご自宅で受けることができる医療行為は限られます。採血などの検査や在宅酸素、手足からの点滴治療、カフティーポンプなどによる中心静脈栄養、インスリン治療(CSIIは除く)、麻薬などでの疼痛管理(麻薬の持続皮下注射は対応していません)。

訪問診療開始までの手順:

かかりつけの方は当院受診時に医師にご希望を言って頂ければ初回訪問の日程を調整致します。総合病院から退院などでご自宅に戻る場合に当院での訪問診療を依頼の際には、まずは総合病院の相談室・連携室などを通して紹介状を頂き、対応可能かどうか判断させていただいてからのほうが円滑にご相談いただけると思います。その後はご本人、あるいはご家族に来院頂くか、ご自宅で初診、その後の診療予定を立てることも可能です。

開始後:

必要に応じて毎日~月1回などの間隔で訪問いたします。在宅医療を受けながらも必要性、ご希望に応じながら総合病院への紹介、連携をいたします。人生最後の時をご自宅で、在宅看取りも対応しています。