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「発熱外来」から「かぜ外来」へ

5月30日追記:5月末でいったん終了としました

· 診療やサービス内容のお知らせ

診療体制の変更をお知らせいたします。

5月8日夜、厚生労働省から新型コロナ感染症の相談・受診目安の指針が変更になったことが発表されました。詳しくはこちらを参照ください。下の図は福井新聞ONLINEさんのわかりやすいものを引用させていただきました。

福井新聞on-lineより

今までは「37.5度以上の発熱が・・・」という文言が入っていたのですが、その発熱の部分が無くなりました。東京などの流行地で、発熱基準に満たない方が重症化してしまったり亡くなられたりという報道があったことで、実質条件が緩和された内容です。この基準にはないですが、一部著明人の報道であったような味覚・嗅覚障害も注意すべき症状です。

ご高齢の方が多い当市、糖尿病などに代表される重症化しやすいとされる基礎疾患を持たれた方も多くみえます。そんな方が普通にかぜをひかれれば、前述の厚生労働省が示した相談条件に容易に当てはまってしまうこととなり、その都度保健所に設置されている帰国者接触者相談センターに電話、必要に応じて担当病院でPCR検査、という流れが妥当なのかどうか。全国一律でなく、地域での流行状況ごとに考えていく必要があると今は感じます。

現状新城市では4月頭に海外帰りの方が発症されて以来、新規発症者の報告はありません。これも皆さんの自粛意識・活動のたまものです!

そんな当市在住で、流行地への移動がなく、周囲の新型コロナ感染者もいない元気な方であれば、かぜ症状の初日で慌てて保健所に電話相談、病院で検査というのは現実的ではなく、かえって保健所さんや基幹病院さんの人的・質的疲弊を生んでしまうことにも繋がってしまうのではと心配します。

当院では4月2日より、定期通院の方にご理解頂きながら、発熱のある方専用に「発熱外来」を設けてきましたが、今回の国の指針変更に伴い、発熱のないかぜ症状の方も、その専用の外来時間で診察させて頂くよう、5月11日からお願いさせて頂き、名称も「かぜ外来」と変更いたします。

国の指針に該当でご心配の方は、もちろん帰国者接触者相談センターに電話でご相談ください。ひとまず当院での診察を希望の方も、できる限りまずはお電話でご相談いただけますよう、お願いいたします。

今後も必要に応じて診療体制に変更があると思います。その都度ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解のほどお願いします。

 

5月30日追記:かぜ外来は5月末でいったん終了といたします。

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