いつも院長ブログをご覧いただきありがとうございます。夜間に少し雨が降ったようですが、朝から気持ちの良い日差しが差す良い祝日となりましたね! これは、、昼から少しドライブが楽しめそう、とウキウキしている院長です。本格的な春が近づいていますね。
最近患者さんから、「私アレルギーがあるんですけど・・・・」「ワクチンってここでは打てんの?」「怖いけど、、、先生はどうする?」などなど、外来中に質問を受けることが多くなりました。
そうです。TVでも連日報道されていて皆さんいろいろな意味でやきもきしているかもしれない、新型コロナワクチンについての質問です。
現在の日本全体の傾向として、政府や皆さんの努力の甲斐あり第三波はピークを越え、当県でも一時期より感染報告者数は減少傾向です。が、まだまだ毎日100人前後の愛知県。当地では感染者が出るたびに市長の広報が流れるのですけど、それも毎日聞くこともなくなってきました。あの放送、聞くたびに気持ちがどんよりしますからね。。。
もう一年以上、感染しないことが唯一最善の策だった現状から、希望の光として注目されてきたワクチン。これから先しばらくも、ワクチン以上の効果が望める対策は出ないと思っています。ウイルスの特効薬が出てくれば最高なのですが、まだまだ現実的ではない状態です。
そんなワクチンですから皆さんの期待度、注目度は相当なものです。ただ一方で、報道されているように急いで開発されたワクチン、しかも皆さんなじみのあるインフルエンザワクチンなどとは異なる技術で作られたもののため、不安になるような報道が一部あり皆さん悩まれているでしょう。
現在世界中でワクチンが打たれていて、そういう意味では日本はスタートが遅れています。その分先に打っている人たちがどんな反応がでて、という情報、データがある状態で打ち始めることができるのは、遅れて始まるメリットと言えるかもしれません。
ただまだ開発されて半年も経たないワクチンであるので、将来的な副反応に対する経験は世界中どこにもないこともあり、そこを懸念する声も理解できます。
あくまで個人の価値観ですが、この1年でも感染して重症になることを恐れる必要がある方は打った方が良いのではないかと思います。個人的な面だけでなく、社会的な面からも考えて打つ必要性を考えることが重要ですね。
現時点での僕の見解としては
①花粉症(アレルギー)があるのですけど・・・
サバをたべて蕁麻疹出たことがあるんですけど・・・
よく蕁麻疹出るんですけど・・・
→ それだけなら必要以上の注意は不要と思います。
②昔、何の薬かわからないけどひどいアレルギー症状で病院に受診し、あと少し遅ければ危なかったよって言われたことがあるんですけど・・・
→ それ以後健康に暮らすことができていているのであれば、ワクチン後の観察時間を少し長めにとって慎重に打つことは可能と思います。
③1回目のコロナのワクチン打った時に気分が悪く息苦しくなった感じがあるんですけど・・・
→ 2回目のワクチンはやめることをお勧めします。
④このクリニックで打てないの?
→ 当市でどのようにワクチンを打つことになるのか(どこかに集まって集団接種?個別にクリニックも活用しながら?その両方?)、現時点で僕のような平開業医のもとにきている確定された情報はありません。市担当者の方、医師会担当の先生方がかなり悩まれながら調整されている最中だと思います。情報出せるようになればもちろん早めにご報告しますね。
このような疑問・質問に対して、国から発表されている 新型コロナウイルスのワクチンについての質問回答集が公開されていますのでぜひ参考にされてください!
また今度の日曜日、14日10時半~12時に愛知県医師会主催で医療者対象にワクチンに対しての説明・講習会がオンラインで開催されます。「Youtube」でライブ配信され、その後も動画閲覧できるそう。難しい内容かもしれませんが、一般の方にもぜひ見てほしいという県医師会の要望もあり、柔らかく説明はしてくれると思います(そう期待してます)。