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糖の見える化

装着するだけで食生活が変わる!~リブレ2の選定療養費取り扱いをスタート~

· 診療やサービス内容のお知らせ

今や国民の6人に1人は糖尿病、あるいは糖尿病の疑いありと言われる時代。

院長の専門でもあるこの病気は、付き合い方を間違えると自覚症状もなく体を蝕み、将来的に心筋梗塞や脳卒中など大きな病気につながるリスクもある怖い病気です。

糖尿病は慢性的に血糖値が高くなる病気です。その状態を評価するには採血検査での血糖値、HbA1c(ヘモグロビンエイワンシー)値はたいへん重要! 糖尿病かどうかの判断基準にもなる不可欠な検査項目なんです。

  血糖値:採血したその日その瞬間の血糖値

  HbA1c値:過去1-2か月の血糖変化の平均値

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上の図(糖尿病はない院長の糖変動です)のように、実はもともと糖尿病でない方も一日の中で血糖は波があります。カロリーのある食事をすると上がりますし時間がたてば下がる、シンプルです。糖質の多い食事は特に血糖上昇が速やかに強くなります💦。糖尿病の方はこの波が下のイメージのように大きくなります。

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慢性的に血糖が高い、血糖変動が大きい(波の振れ幅が大きい)ほど、体内の血管にダメージが強くなり、結果上述のような動脈硬化からくる病気を起こす危険性が高くなります。では下げれば下げるほど良いか?というと、近年は低血糖が及ぼす体への悪影響が判明していて過度な下げすぎな時間があるのも良くないとされています。

血糖値、HbA1c値でその波や低血糖リスクを想像するわけですけどこれが実は難しく、インスリン注射をしている方で日に1-数回指先から血を出して血糖測定することで波を想像し評価をすることが多いのですが、これも見えない部分がかなり多いのが問題点でした。

血糖変化を見えるようにする機器が開発され(持続血糖モニタリング)、実際の医療現場で活用されるようになり数年が経過、昨年からはインスリン注射をしていない糖尿病の方にも保険診療と併用して自費で検査ができるよう国が認めてくれるようになりました(選定療養費)

検査の仕組みとしては、二の腕(上腕)外側の皮下に細いプラスティックの管を挿入して貼り付け(センサー)、その場所、間質液中の糖の濃度を1分ごとに測定しその結果をBluetooth経由でスマホに飛ばしてアプリでモニタリングできる、、というもの。見ているものは正確には血液中の糖(血糖)ではないため、血糖の動きから数分遅れたり6%未満の誤差はあるといわれていますので承知ください。

当院でも下記の検査機器を選定療養費扱いで処方開始いたします!

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★装着中の14日間、入浴など通常の生活が送れます。ただし医療機関でレントゲンやCT、MRI検査など画像検査を行う際には外す必要があります(再び貼り付けることはできません!)。

★保険の種類、療養内容によっては一部糖尿病の方で特定保険材料として保険診療適応となる場合もあり対象の方には医師から説明いたします。

★完全自費診療利用については こちら

「糖の動きを見える化」すると、こんなにあの食べ物で血糖が上がるんだ(*_*)と驚愕する日々。それにより医師や誰に言われなくても自ずと食事を気を付けるようになる(行動変容) → 血糖管理が良くなる という良い流れが生まれますよ。これ、ホントです!

自費ですし決して安くはない検査ですが、その価値はあると感じて導入しました。ちなみにAmazonなどネット販売もされていますので過去に使用したことがあって自分で評価もできる、という方はネット購入も良いかもしれませんね。

最後に、院長の昨日土曜午後の糖の動きです。院長大好きなお店、メンチカツのせ🍚普通の300gココ壱カレー弁当恐るべし(-_-;)。

ご興味がある方は院長、スタッフにお声かけくださいませ。

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